10月15日,金曜日です。
子どもたちに,好きな曜日はいつですか?と聞けば,おそらく,「金曜日。」と答えるでしょう。
20年ぐらい前,同僚が,このように言っていました。
「日曜日の夜,『この木何の木 気になる木……』の音楽がテレビから流れてくると,あー,日曜日も終わってしまった。また明日から学校だ。と思うと悲しくなる。」
と。サザエさん症候群という言葉も後になって聞きました。
別の同僚は,
「最近は,9時から行列のできる法律相談所があるから,その後,笑って日曜日を終われるから,嬉しい。」
と言っていました。当時の司会者,島田紳助は,今はもうテレビに出られませんが。
われわれ教師がそうなのですから,子どもたちも,なおさらそう思うでしょう。理想は,
「明日の国語の授業が楽しみだな。学校に行くのが待ち遠しい。」
という授業が毎回できればいいのですが。
そういえば,1年生に算数を教えているとき,「繰り上がりのあるたし算」に入っていました。
1年生にとって,繰り上がりのあるたし算と繰り下がりのある引き算は,最後の難関です。
今までは,「5+2」であれば,指を使って,「7」と答えが出せたのですが。
「8+7」であれば,そうはいきません。
【10を超えると,指がたりない】
では,どうすればいいのでしょう。
ここで,補数関係が大切になります。「8と2で,10」なので,「7を2と5に分解」して,「8と2で10」と,「残りの5」で,「15」となります。答えは15です。引き算も同じような理屈ですが,それは,引き算の単元に入ったら,また説明します。
とにかく,1年生の算数最大の難関です。気合いを入れて乗り切りましょう。